4/15 主日礼拝「祖国への帰還」

聖書箇所 エズラ 1:1~4

ペルシャの王クロスの第一年にエレミヤにより告げられた主のことばを実現するために、主はペルシャの王クロスの霊を奮い立たせたので、王は王国中にお触れを出し、文書にして言った。

 

 エズラ記には、イスラエルの民が、バビロンでの70年捕囚から解放され、祖国イスラエルに帰還して、荒れ果てた祖国を再建することが記されています。紀元前586年に、イスラエルは、強国新バビロニア帝国によってソロモンが建設した煌びやかな神殿は破壊され、南ユダ王国は滅ぼされました。民は、捕囚となってバビロンに移されたのです。民は、バビロン捕囚の70年間、苦しみと屈辱の中で、70年後に捕囚から解放されるというエレミヤの預言を希望の光、心の支えとしたのです。時代が変わり、バビロン捕囚から約50年後、ペルシャ帝国のクロス王が、イスラエルの民を捕囚から解放しました。また祖国帰還を許可しました。さらに神殿再建を認めたのです。(1・2節)それは紀元前538年でした。神殿は捕囚から約70年後の紀元前515年に再建されました。クロス王はなぜこの様に行ったのでしょうか。それは神様が、クロス王に働きかけ心を動かしたからなのです。このように、神様はあらゆる機会を用いて、神様の御心を成し遂げられるお方です。