10/20 主日礼拝「み国の生活をする」

聖書箇所 ピリピ 1:27

ただ、キリストの福音にふさわしく生活しなさい。そうすれば、私が行ってあなたがたに会うにしても、また離れているにしても、私はあなたがたについて、こう聞くことができるでしょう。あなたがたは霊を一つにしてしっかりと立ち、心を一つにして福音の信仰のために、ともに奮闘しており、

 

 筆者の使徒パウロは、ローマの獄中からこの手紙を書きました。宛先であるピリピの教会は、パウロの第2回の伝道旅行この町に伝道した時に出来た教会です。パウロはピリピ教会からの贈り物に感謝し、彼らを励ますために手紙を書きました。ここでパウロは、彼らに「キリストの福音にふさわしく生活するように」勧めました。ここで使われている「生活する」と言う語は日常生活を現す語ではなく、原文では「市民生活をする」と言う語が使われています。当時のピリピは、ローマの植民地であり、彼らはローマの市民権を持って生活していました。本来、主エス様の救いを頂いたクリスチャンは天国の国籍を持ち、天国の市民なのです。そこでパウロは、ピリピのクリスチャン、天国の市民としての自覚を持って生きるように勧めたのです。私たちも救われて天国の市民とされました。天国の市民としての自覚を持ち、霊と心を一つにして福音の信仰のために歩む者でありたいと思います