'21/7/11 主日礼拝「交わりの充実」渡部和彦牧師

聖書箇所 使徒 2:42

彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。

 

 

 教会の機能を挙げるとすれば、「伝道、建徳、礼拝、社会的責任」の四つがあります。

・伝道; イエス様の教えを伝えること。「わたしには天においても地においても、すべての権限が与えられています。あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい」 (マタイ28:18~20)

・建徳; 徳を高め成長すること。「わたしたちはみな、神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達するのです」 (エペソ4:13~15)

・礼拝; 旧約の時代から続いてきた、神様をあがめ賛美する礼拝の生活を送ること。

・社会的責任; イエス様は社会的弱者とふれあって癒された。またバプテスマのヨハネはヘロデ王の所業を糾弾した。信仰者としての有り方を基本として、社会的責任と使命を全うした。

 

 使徒の働きでは、初代教会の様子が描かれており、ペテロの説教で、、約3000人が新たに加えられた事実が描かれています。教会に新たな人が加えられることは、神様の御業ですが、この時に必要なものは、この箇所(使徒2:42)のように、

・使徒の教えを守る; 使徒を通して聖書とイエス様の教えを守ること。

・交わりを持つ; コイノニア(一致、合同、相互依存の意味)。持ち物や恵みや感謝を分かち合うこと。

・パンを裂く; 聖餐。「これはあなたがたのための、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい」(コリント11:23~26)。罪から救い出されたことを思い起こすこと。

・祈る; 神に向かって専心の祈りを捧げる。祈りは信仰者にとって呼吸と同じです。

その結果は続く節に記されています。「そして、一同の心に恐れが生じ、使徒たちによって、多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行われた」(使徒2:43~47)

教会と教会員がこのような歩みをする時に、神様は多くの新たな方を加えられて、充実した教会へと導かれます。