聖書箇所 使徒 27:21~26
ですから、皆さん、元気を出しなさい。私は神を信じています。私に語られたことは、そのとうりになるのです。
この時パウロは囚人であり、裁判のために、エルサレムからローマまで船で向かっており、その途中で地中海の暴風に遭遇した。
出航前に荒天が危惧されたが、船長や船員は強引に船を出して、いわば自業自得とも言える。しかしイエス様は、自業自得の罪をも赦して、新たな救いや力を与えられることを、この箇所で覚えたい。
パウロをはじめこの船員たちは、嵐を目の当たりにして船具まで打ち捨てて、船のコントロールもできない状況にあって、何も解決されておらず万策尽きた状況であったが、それでも神様は元気を与えられて励まされた。
私たちは、自分の目の前に積み上げられた問題が解決されることで、全てが良くなると考えがちであるが、現実にはそのような万全な状況になることはほとんどない。それでも神様は私たちに元気や力を与えられて切り抜けるすべをあたえてくださる。どのような悪い状況にあろうとも、イエス様を信じて進んでいくことが重要である。