'23/10/22 主日礼拝「塩分足りていますか」 東海福音キリスト教会 羽根坂恵衣 牧師

聖書箇所 マタイ 5:13

あなたがたは地の塩です。もし塩が塩気をなくしたら何によって塩気をつけるのでしょうか。もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです。

 

この聖書の箇所は、イエス様が語られた一連の山上の説教の部分である。

塩は他の調味料と違って、代替の効かないものである。

塩は使う量に応じて、おいしい物にもまずい物にもなりうる。

また塩は防腐剤の効果がある。

イエス様の話を聞いて行う者は、この「塩」に例えられ、この世界にかけがえのない者と言える。

教会とクリスチャンの働きは、伝道と社会的責任であるが、伝道は「調味料としての塩」であり、社会的責任は「防腐としての塩」であると例えられる。しかし聖書では、「人は皆罪人」とあり、自力で人との関係をよくすることも、自力で社会的腐敗を防ぐのも困難であり、塩としての働きは困難である。

塩気のない者は打ち捨てられるとあるように、神様の前で罪人は無用で打ち捨てられる。

クリスチャンが持つべき、その塩分はどこから与えられるか。イエス様からである。

私たちが罪により受けるべき滅びを、イエス様の十字架で救っていただいた。

私たちの造り主である神様が、何の価値もない私たちを愛しておられる。

 

塩は何かに加えられて役目を果たすものであり、私たちもイエス様から与えられた「塩気」をもって世に出て行き、地の塩として他に働きかけていきましょう。