聖書箇所 エペソ 4:13~16
キリストによって、からだ全体は、あらゆる節々を支えとして組み合わされ、つなぎ合わされ、それぞれの部分がその分に応じて働くことにより、成長して、愛のうちに建てられることになります。
この聖書箇所では、キリストの体である教会の、成長と成熟に関して語られています。個人的に牧師家庭に生まれて、教会の中で育った者として、一人一人がイエス様に接して人生が変えられて、教会も変えられていくのを体感しました。
教会が、愛のうちに建てられるには、3つのポイントがあります。
1.キリストの身丈に達する
子どもの成長のように、目標に向けて長い道のりを経て、キリストの満ち満ちた身丈に達する存在になることです。そのためには、神の御子への信仰と知識において一つになることが必要です。そのためには互いによく聞くことです。また一人の成熟した大人になることです。道のりは平坦ではなく、挫折や失敗も当然ありますが、それを乗り越えていくことが必要です。
2.キリストに向かって成長する
当時の初代教会では、偽教師がいたり、間違った教えが広まることもありました。今の時代においても、様々なあふれるような情報に影響を受けて惑わされることもあります。パウロは、愛を持って真理を語ることが重要と言っています。真理とは、その人の人生にとって本当に必要なことです。神様は私たちに愛を持って接してくださり、私たちの罪の身代わりとして、イエス・キリストを救い主とし送ってくださいました。その方に向かって成長していくことです。
3.キリストによって愛のうちに建てられる
キリストによって建てられる教会は、例えて言えば、骨と骨がぶつからないように関節がありながら、一人一人のクリスチャンが、節々としてつなぎ合わされるようなものです。更に一人一人に役割があり、誰一人除外されることがないことです。
そのためには中心におられるイエス様が不可欠です。
「喜んでいる者たちといっしょに喜び、泣いている者たちといっしょに泣きなさい」(ローマ12:15)
自分の内にイエス様の愛があることによって、互いに愛を持って教会が建てられます。
「互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることをすべての人が認めるようになります」(ヨハネ13:35)